
ねむる「ねぇ……ふわ。『カフェ』と『喫茶店』って、なんとなく似てるけど、何が違うの……? 看板の雰囲気とかだけじゃないよね……?」

しぶくま「ええ質問やな、ねむる。
たしかにな、昔は法律上の営業許可の違いってのがあったんや。
喫茶店営業はコーヒーとか軽食だけ、飲食店営業は火を使った料理やアルコールも出せる――そんな区分がされとった。」

モグにゃ「けぷぅ〜!でもでも、その区分ってもう無くなってるんじゃなかったっけ?」

しぶくま「さすがモグにゃ、よう知っとる。
実はな、2021年の法改正(食品衛生法)で、喫茶店営業と飲食店営業は一本化されたんや。
いまは全部飲食店営業許可としてまとめられてて、昔ながらの喫茶店でも、ちゃんと許可を取れば火を使った料理もお酒も出せるようになっとる。」

ねむる「ふわぁ……じゃあ今の“喫茶店”って、法律上は“カフェ”と同じってこと……?」

しぶくま「そういうことや。法律的には区別されとらん。
せやけどな、文化的な違いは今もちゃんと残っとる。」

モグにゃ「そうそう!カフェはおしゃれで今っぽい雰囲気が多いにゃ〜!
スイーツもドリンクも映えるし、Wi-Fiとか電源があるお店も増えてるにゃ。」

しぶくま「カフェはな、欧米文化にルーツがあるんや。
読書したり、パソコン広げたり、“自分の時間”を過ごす場所として発展してきた。
一方の喫茶店は、昭和の時代から続く日本独自の文化や。
マスターの存在、落ち着いた照明、常連客とのやりとり――そういう人の温度が残っとる空間やな。」

ねむる「ふわ……カフェは“ひとりの時間”、喫茶店は“人と空間を味わう時間”……そんな感じがする……」

モグにゃ「どっちも違った良さがあっていいにゃ〜。今日は作業したいからカフェ、明日はのんびりしたいから喫茶店……って、使い分けできるのが楽しいにゃ!けぷぅ🐾」

しぶくま「結局は、“どんな時間を過ごしたいか”やな。
場所の空気、店の歴史、流れる時間――その違いを味わえるのが、ええ店との出会いやと思うで。」
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